阪神淡路大震災から20年

あれから20年

当時小学生だった自分には想像力が著しく欠けていた。何が起こってるのか想像できなかった。或いは、想像することを拒んでいたのであろう。来る日も来る日も、新聞やテレビで流れる現実に真摯に向き合う事が出来ずにいたのであろう。只々、刻一刻と過ぎていく度にカウントが増えて行ってるとしか思えなかった。

だが現実はすぐに突きつけられた。

小学校では避難時の防災頭巾が配られ、避難場所のプリントが配られ、すぐに避難訓練が行われた。家では避難リュックが整えられ、靴や懐中電灯と一緒にベットの横に置かれていた。もしも何かあれば自分たちだけでも逃げるんだと親から兄弟達に伝えられた。

周りの大人達の必死さがものすごくリアルだった。

あれから20年。

当時の様子をネットで調べてみた。
そこには強烈で記憶にはない様が並んでいた。焼け原になった街並や2階部からしかない家やビル達。今なら凄まじさを優に想像できる内容だった。

我が家には、今でも避難リュックがある。
息子の保育所でも避難訓練がある。

ほんの少しでもいい、心構えだけでもいい、今度いつ来るか分からないけど備えましょう。

お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈り申し上げます。